book:「インファント・マッサージ ママの手だいすき!」
2007年 12月 25日
「インファント・マッサージ ママの手だいすき!―赤ちゃんの心とからだを育むふれあいの知恵」
ヴィマラ・マクルアー (著), 草間 裕子 (訳)
<英語版>
’Infant Massage: A Handbook for Loving Parents’
Vimala Schneider McClure (著)
この本は、’ベビーマッサージって何?’という基本的な質問への答えが詰まっています。
私がトレーニングを受けている国際インファントマッサージ協会(IAIM)で行われているベビーマッサージを紹介したものです。
ベビーマッサージの利点を解説し、実際のやり方を写真入で紹介しています。そして、IAIMのベビーマッサージに対するメッセージがこめられています。
*赤ちゃんとゆったりと過ごすことは子育てに負われているお母さんにもホッとした時間になりますし、疝痛などでぐずってしまう赤ちゃんの緊張をほぐしてあげることにもなることでしょう。
*ベビーマッサージは、赤ちゃんとお母さんの絆を深めるばかりでなく、お父さんや他の家族が赤ちゃんと楽しめるもの、他にも養子や里子として受け入れた赤ちゃんとのコミュニケーションを築くひとつの手段にもなります。
*それから、全ての赤ちゃんが健康に生まれてくるわけではありません。早産で未熟児だったり、病気だったり障害があったりする子もいます。出産時の経験や病院で過ごした時間がトラウマになっている子もいます。また、受け入れる側のお母さんや家族がいろいろな問題(病気や依存症だったり、経済的に安定していなかったり)を抱えていて、赤ちゃんを受け入れる準備が十分にできていないうちに生まれてきた子もいます。そんな全ての赤ちゃんとお母さんに楽しんでもらえる時間をベビーマッサージがもたらせるのではないかと提案しています。
私のトレーニングを担当してくれたミーアMIAは、障害を持って生まれてきた自分の子供とベビーマッサージを通してとの絆をどのように深めていったかを話してくれました。日本では、とかくスキンシップが少ないもの。赤ちゃんのときの十分な肌と肌のふれあいは、大きく成長してからも親子の関係を豊かにしてくれるものになるでしょう。
(この本は英語で書かれたものを翻訳しているため、ストロークの名前がピンと来なかったり、マッサージ中に使う遊び歌が日本人にはあまりなじみがないものです。しかし、自分の覚えやすい名前や、いつも自分の赤ちゃんが大好きな歌に置き換えて楽しめれば問題なしです。赤ちゃんのことは万国共通。)
by sally_herbalist | 2007-12-25 19:23 | 植物療法