映画「マイブルーベリーナイツ」
2008年 04月 05日
失恋した女性が飛び込んだ彼との思い出のカフェ&デリで、今日も売れ残っていたブルーベリーパイ。物事には絶対理由があるって信じて別れた理由を知りたがっていた彼女だったけれど、見た目の悪くないし、味も良さそうなのになぜか毎日手つかずで処分されてしまうブルベリーパイを口にすることにします。
たっぷりのアイスクリームと一緒に。口の中に甘くとろけてその味はなかなか。
そんな風に残ってしまうのに万が一求められる時の為に毎日作り続けるデリのオーナー。
これっていいな。
思うように行かないときって、分かっていてもなかなか前に進めない。自分にスポットライトが当たっていなくても、自分らしくかがやいていたいって思っていても満足できない。そんな主人公の心に馴染んでいきます。
なんでブルベリーパイだったんだろう?私にとっては大好きなブルーベリーパイ。アップルパイやルバーブパイよりも魅力的。そうなんだ。価値観ってちがって、他の人が一番に選ばなくても、存在していることで手を伸ばしてくれる日を待つのもいいな。植物療法も今はそんな存在なのかな。
映画全体は「花様年華」でかんじたノスタルジックな雰囲気をもっていて、怖がらずに先に進むと見えてくるものがメッセージに込められていました。音楽もよかった。
by sally_herbalist | 2008-04-05 09:17 | 毎日あれこれ